「まさかの1年」も遂に大晦日を迎えました。昨年の今頃は、2020年がまさかこんな年になるとは思ってなかったですよね。テレビをつければ「今年を振り返る」番組ばかりなのは例年通りですが、本当なら振り返ればそこには東京オリンピックの映像がたくさんあったはずでした。
それがまさかのコロナコロナコロナ・・・こればかり。大変な1年になってしまいました。もううんざりです。今回のブログでは今年を振り返ろうと思っていましたが、やめました。かと言って先の見えない来年のことを考える気にもなれません。
直近の年末・年始をいかに楽しく過ごすか。
これだけを考えることにしましょう。
「殿、年末・年始はいかにして過ごされるおつもりでしょうか?」
「新型コロナがいつ攻め込んでくるやも知れぬ。ここは籠城しかあるまい。」
「確かに。それがよろしいかと。」
「しかし籠城期間をどう過ごせばよいのか、測りかねておる。」
「殿、その件につきましてはサク山チョコ次郎殿からご提案をいただいております。拙者のように過ごしてはどうか、と肖像画が送られて参りました。」
「サク山殿といえば、記念すべき第1回目のブログを飾った英傑ではないか。どれどれ、その肖像画とやらを見せてみよ。」
「な、何という幸せそうな顔をしておるのだ!よし、これじゃ。わしもこのようにして過ごそうぞ。」
「御意。」
「ではまず、おやつじゃ。おやつを集めて参れ!これなしでは到底楽しい籠城期間になどならぬ。」
「はっ!直ちにスーパーバローへ馬を走らせましょう。」
「殿、買って参りました。」
「は、早いな。何を買って来たのか見せてみよ。」
「はっ!」
「ふむふむ、ソルティにホワイトロリータ、ブランチュールか。いずれも我が国を代表するおやつではないか。そこはかとなく漂うB級臭もたまらないのう。なかなか良い選択じゃ。褒めてつかわす。」
「ははーっ。もったいないお言葉。身に余る光栄にございます。更に殿、年越しそばの後のお口直しとしてこちらをご用意致しました。」
ハーゲンダッツ 「ラバーズ アソート」
「おおっ!高級アイスの代名詞、ハーゲンダッツか!良いのか?こんな高い物を。」
「はっ。おかげで我が藩の財政は火の車でございます。されど1年を締めくくる一品になります故、思い切ってカゴに入れた次第でございます。」
「うむ。その勇気ある決断、重ねて褒めてつかわす。」
「ありがたき幸せ。殿、その他には何かございますか。」
「そうじゃな。より良い時間を過ごすには、書物が欠かせないであろう。」
「いかなる書物にいたしましょうか?」
「・・・き、きめふのやいふぁ。」
「え?殿、今何と?」
「き、き、きめ、鬼滅の刃ーっ!!」
「何ですとーっ!いけません殿!殿ともあられるお方が、そんな流行り物に手を染めるなど!皆の者、殿がご乱心でござる!ご乱心でござる!」
「えーい、黙れ黙れ!わしとてたまには時代の流れに身をゆだねたいのだ!」
「殿、5日間のお休みですので5冊買って参りました。」
「は、早いな。どれどれ。」
「ただ、1つ重大な問題が。」
「何じゃ?」
「2巻がありません。」
「何じゃとーっ!!そちは2巻をとばして3巻を読めと申すのか!そのような野蛮な行為が許されると思うか!」
「申し訳ございません!現在、我が国では鬼滅の争奪戦になっておりまして、手の施しようがございません!」
「パンを切れ。」
「はっ?」
「パンを切ってけじめをつけよ!詫びろ詫びろ詫びろー!!」
「切りました、殿。これでお許しいただけますでしょうか?」
「うむ、おぬしの覚悟、しかと見届けたぞ。許そう。」
「ありがたき幸せ。ちなみにこのパンは正月用の「レブレッソ」の食パンでございます。ほんのりとした甘みが絶品でございます。」
「しかし鬼滅の刃1冊だけでは5日も持たんのう。何か良い手はないか。」
「殿、このような物が出て参りましたが。」
「ううっ!これは最近見て見ぬふりをしていたウクレレではないか。そうじゃな。再びこれに興ずるのも良かろう。」
「殿、これで籠城の備えは万全でございますな。」
「うむ。新型コロナよ、来るなら来い!返り討ちにしてくれるわ。」
嘘です。来ないで下さい。
ところで年末といえば、毎年楽しみにしているイベントがあります。カウントダウンイベントとか、そういうのではありません。
それは、「紅白歌合戦」から「ゆく年くる年」へ変わる「その瞬間」なんです。
日本国民のほとんどが「どっちでもええわ」と思っている歌合戦の勝敗が決まり、エンディングの全員での合唱が終わって会場のボルテージが最高潮に達したその瞬間、
「ゴーン♩」
という荘厳な音色と共に突然、映像がどこかのお寺に切り替わり「ゆく年くる年」が始まります。「あの瞬間」のギャップがたまらなく好きなんです。
しかし今年の紅白歌合戦は無観客でやるそうなので、あの動から静への落差が生まれるかどうか、非常に心配です。僕はあの瞬間の為だけに紅白歌合戦を見ているのです。理解できないでしょ?
最後に、
今年の4月から書き始めました「がっちの航海日誌」。いつも見て下さっている方、本当にありがとうございます。このブログは職場が転勤になり、新しい所で馴染めずにいた頃に「うつ」になるのを防ぐ手段として始めました。ブログをしていれば、お出かけをするようになって気も紛れるだろうと思ったのです。どうせこんな偏った志向のブログなんて誰も読んでくれないだろうけど、日記として書いていけばいいやと思っていたのですが、意外とたくさんの方に読んでいただいて驚いています。そして感謝しています。
何度も、もうやめようと思いました。何の為にこんな事をしているのだ?と書くのをやめようとした時、それを見透かしているかのようなタイミングで、「ここのお店、良かったから行ってみて」とか「あの記事、良かったわ」というようなメールが届きました。その度に思いとどまり、何とか毎週土曜日更新を崩すことなく書き続けることができました。同じはてなブログをしている方からのエールのアイコンも励みになりました。今では誰か一人でも読んで下さる方がいるのなら続けていこう、と思っています。
何の役にも立たない、しょーもない内容のブログですが、来年もよろしくお願いします!
カルロス「ゴーン♩」
「おっ、どこかで除夜の鐘が鳴っておるな。少し早くないか?あれはどこのお寺の鐘じゃ?」
「殿、あれは大阪名物、四天王寺の釣鐘まんじゅうでございます。」
「そうか。良い音色じゃ。正月に食べるとしよう。」
来年は皆様にとって良い年になりますように。
それでは皆様、良いお年を!
2巻、遅れて無事に届きました。
え?じゃあウクレレの運命は?
今日の1曲:GReeeeN「星影のエール」