3月といえば、ひな祭り。という人は多いでしょうが、僕は男兄弟だったので家でひな人形を飾ることもなく、ただただ普通の日として3月3日を過ごしていました。唯一の思い出は、小学校の給食で毎年ひなあられがおまけとして付いていた事ぐらいです。
このひなあられが異常なまでに美味しく感じた記憶のせいで、僕にとってのひな祭りは「あられの日」なのです。
でも今年は違います。遂に我が家にも「ひな人形」を飾る時がやって来ました。
何故突然そんな気になったのか?それはスーパーバローでとんでもない物を見つけてしまったからです。
チロルチョコ「ひなまつりBOX」
こういう物を見つけた時にカゴに入れるスピードの早いこと。我ながら圧巻でした。レジにたどり着くまでに誘惑いっぱいのスーパーバロー。また買わされちゃいました。
チロルチョコといえば、昔は1つ10円でした。「うまい棒」「キャベツ太郎」と並び、遠足のおやつで誰もが買う定番商品です。僕の小学校では、遠足のおやつ代は200円までと決まっていました。その限られた予算内でいかに充実した「おやつのフルコース」を作り上げるか。みんなでそれを競い合っていました。遠足の行き先なんてどこでもよかったのです。
「うまい棒」や「キャベツ太郎」がメイン料理だとすれば、チロルは締めを飾る食後のデザート。遊んだ後のティータイムを優雅に締めくくる大役を担っていたのです。
そんなチロルも値段が上がり、ブラックサンダーやサク山チョコ次郎をはじめとする新興勢力に気持ちが移っていたこともあり、最近めっきり買わなくなっていました。
しかし心の底ではこのチョコレジェンドに対しての想いはずっと残っていたのでしょう。久しぶりに手にしたチロルチョコ、しかもただ事ではない豪華なパッケージに興奮を隠し切れませんでした。正直、ここ最近買いあさっていた上等チョコよりもワクワクしました。
家でさっそくこの玉手箱を検証しました。
この商品、どうやら外箱がそのままひな壇に変身するようですが、まずは中のチョコを見てみましょう。
袋にたくさんのチロルが入っていますが、ただ単にひなまつりのデザインがされているわけではありません。それぞれが重要な役割を持たされているのです。
おひな様とお内裏様です。ただこれはボディの部分です。このBOXが画期的なのは、チロルを合体させてひな人形を完成させるという点です。
頭のチロルです。いろんな表情があって楽しいですね。お内裏様がやたらと「ウインク&チュー」の表情をしています。情熱的な方なんですね。おひな様はそれに対して余裕のウインクのみで答えています。このお二人、相性が良さそうです。
この2つのチロルを組み合わせると、完成です。その神々しいお姿は、後ほど。
三人官女の皆様です。ひな祭りを陰で支える立役者です。真ん中の色の違うお姉様が一番ベテランなのでしょう。「わからないことがあれば、何でも聞いてね」と微笑みかけています。しかし怒ると一番怖いのも彼女です。気をつけましょう。
五人ばやしの皆様は箱にイラストで描かれているだけです。なんか扱いが・・・雑。
でもあなた方がいないとこのお祭りは成立しません。だから何も恥じることはありませんよ。いい演奏を期待していますよ。
ひな壇は、箱を折ったり、ミシン目から引っ張り上げたりしながら作っていきます。
それでは実際に、この豪華絢爛、息をのむ大舞台を完成させましょう!
ひな祭りの定番ソング、「うれしいひなまつり」に合わせて、どうぞ。
「合体させましょチロルチョコ~♫」
「ひな壇みんなで作ります~♫」
「五~人ばやしを起こしたら~♫」
「今日~はチロルのひな祭り~♫」
完成!
なんか想像してた以上に豪華です。3月3日まで玄関に飾ります。
家のリビングで黙々と、チロルを重ねたり、箱を折ったりしていただけですが、
最近のイベントで一番楽しかったです。
人生、わからないものですね。
ところで、3月といえば妻の誕生月なのですが、
今年はひな祭り仕様のイチゴショートケーキでお祝いしました。
ひな祭りに乗じて、自分が食べるお内裏様もちゃっかり購入しました。
何層にも重なる地層にイチゴがいっぱい埋まっていてゴージャスでした!
こんなアホなブログをのんきに続けていられるのも妻のおかげです。
「いつもありがとう!」
リビングの中心で愛を叫ぶ。
そして迎えた3月3日。
あれ?ひな祭りって当日は何をしたらいいの?わからないので妻に聞きました。
「別に何もせえへんよ。」
そ、そうなん?・・・じゃあしょうがない。
屁こいて寝よう。
ハッピーひな祭り!
明日から、いっぱい食べよう、チロルチョコ。
今日の1曲:よしだたくろう「祭りのあと」