がっちの航海日誌

日々の些細な出来事を、無理やり掘り下げます。

年忘れ にっぽんのブログ 2022

まもなく「激動の2022年」が幕を閉じようとしています。

ロシアのウクライナ侵攻に始まり、安倍首相の暗殺、大谷翔平選手の大活躍、急に盛り上がったサッカーワールドカップなど、悪い波、良い波が次々とやって来て息をつく間もない印象でしたが、自分自身はどうだったかというと、

 

「微動だにしない1年」

 

でした。

特に目立った変化も進歩もなく、ぬぺーっと時間が過ぎていきました。

それだけ日本が平和で、自分の身の回りも平穏だったということでしょう。

平和であることのありがたさを実感した1年でもありました。

そういえば先日、10歳の甥っ子にクリスマスのプレゼントは何が欲しいのか尋ねたところ、

「うーん、特に欲しい物ないなあ。まあ強いて言うなら、世界平和かな。」

 

スケールでかいなあ、お前!

 

僕も子供の頃は(今も?)かなり変わった子供でしたが、同じ血筋を感じずにはいられませんでした。

でもそのプレゼントは僕の手には負えないので、無理やり別の物を聞きだし、贈りました。

 

ところで今年、そろそろ終息に向かうのかな、というムードを感じていた「コロナ禍」ですが、また最後に押し寄せてきましたね。

もう本当にうんざりですが、我が大阪では、もう何度目になるのかもわからなくなってきた大阪府独自の「緊急事態宣言」が発令されました。

 

それを受け、心の師匠太陽の塔が真っ赤にライトアップされている姿を新聞で目にしました。

太陽のおっちゃんが顔を真っ赤にして怒りをあらわにし、新型コロナから人類を守ろうと意気込んでくれているのです。

それを思うとなんだか無性におっちゃんに会いたくなってきたので、仕事終わりにチャリで会いに行ってきました。

年末の激務でフラフラになっていましたが、頑張って樫切山の坂を登って行きました。

夜の万博外周道路は人も少なく、快適に走行出来ました。

中央環状線の上に差し掛かると、太陽の塔と並ぶ万博公園のシンボルである巨大な観覧車が見えてきます。

日本一という噂もあるこの観覧車は、何と言っても夜の美しさが格別です。

斜めに見ると宇宙船のようでカッコいいです。

いつ見てもそのデカさに圧倒されます。

 

さて、チャリをららぽーとの駐輪場に停め、太陽の塔へと歩き出したのですが、さっきからチラチラと見えるおっちゃんの顔色に違和感を感じていました。

おっちゃんの居る自然文化園は夕方になれば閉園するので、外からチラッとおっちゃんの赤い顔を拝んだらすぐに帰るつもりでした。

ところがもう閉園の時間を過ぎているのに、やたらと大勢の人々が歩いています。

い、嫌な予感・・・。

そしてその予感は的中。

ある看板が目に飛び込んできました。

 

「イルミナイト万博開催中」

 

ガガーン!

じゃあさっきから見えている変な色はもしかして・・・

 

や、やっぱり・・・。

おっちゃんの怒りが無理やり抑えつけられていました。

 

いらんことすな!!

 

「わしはレインボーマンか」(古っ!)

 

何か変な色だー!

おっちゃんはこんな色にされるのを望んではいない。

「嫌やー!わしはコロナに怒っとるんじゃー!赤に戻せアホー!」

 

一方、塔の上部では、

「お前まだええやんけ。わしなんかほったらかしやで。」

とライトアップの光が届かない「黄金の顔」がぼやいていました。

 

そして周りを見渡すと、カップルや家族連ればかり。

一人で怪しくうろうろしているのは僕だけです。

いたたまれなくなって退散しました。

太陽のおっちゃん、良いお年を!

 

イルミネーションといえば、年末の風物詩。

大阪でも、いろんな所で温かい光が街を包み込んでいました。

御堂筋イルミネーション

今やすっかり年末~正月の恒例イベントになりました。

なんば~梅田まで、色が次々と変わりながら通りを彩ってくれています。

普段はマナーの悪い暴走車両が目立つ御堂筋ですが、このイベント中だけは流れが穏やかです。

イルミネーションは人を優しくしてくれますね。

 

中之島中央公会堂

華麗なプロジェクションマッピングに凄い人だかりができていました。

これで自分の人ごみ嫌いを再確認するという、毎年のルーティーンです。

 

そして今年も、オランダからはるばるあの先輩がやって来てくれました!

毎度来阪ありがとうございます、バーダック先輩!

大都会の川面に浮かぶ愛らしい巨躯。

誰をも笑顔にしてくれる、「平和の大使」です。

今年は時々、噴水でショーアップされていました。

「冷たいなあ。こういうのは夏のイベントの時にしてくれないかなあ。」

先輩のお仕事も大変です。

また来年もお待ちしております。

 

2022年最後は梅田の街で。

JR大阪駅前広場

ここは広々としていて人の多さが気にならない、お気に入りのスポット。

シンプルなイルミに彩られ、とても居心地の良い空間が広がっていました。

来年もこの穏やかな風景が続きますように。

 

それでは、今年の外食の締めはこの場所で。

阪神百貨店

今年はよく行ったなあ。

いつもの9階大食堂で、最後の晩餐です。

今年は人間ドックにおいて、まさかの腹囲の拡大が明るみになりました。

来年はEXILEのようなシュッとした腹筋になることを目指しまして、

いただきます。

 

あなたアホですか??

 

カロリーは来年から気をつけます。(無理やな・・・)

 

今年も「がっちの航海日誌」を最後までご覧いただき、ありがとうございました!

「微動だにしない」と冒頭に書きましたが、全く何も変化がなかったわけではなく、それなりに進歩もありました。

特に今年は、「人のブログをよく読んだなあ」という印象です。

そのおかげで自分の知らない世界を知ることが出来ました。

「美濃モーニング」という素晴らしい文化を知ることができたり、今まで知らなかった極上の映画を知ることができたのは大きな収穫でした。

また、いつも読んでいるブロガーの方に実際にお会いできたのも、素敵な出来事でした。

数年前まではスマホも持たず、デジタルやネット社会を一切拒否していた人間が、ネット社会ならではの恩恵を受けるという皮肉な結果となりましたが、人間、勇気をもって一歩踏み出せば、必ず何かが起こるというのを実感した次第です。

最近、毎週同じ日に更新するのが困難になってきた当ブログですが、無理のないペースで来年も続けていきたいと思っていますので、よろしければ引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

 

それでは皆さん、除夜の鐘の心静まる音色を聴きながら、良いお正月をお迎えくださいませ!

 

今年も何故か最後は字がでかくなりました。

 

今日の1曲:安永憲自&ヤングフレッシュ「行けレインボーマン