がっちの航海日誌

日々の些細な出来事を、無理やり掘り下げます。

消えゆく岐阜のピラミッド、増えてゆくサンコック

もうすぐ行われる衆議院選挙よりも重要な行事だと言われる(言われない)、

「岐阜モーニングサミット」を大成功のうちに終えたG3(岐阜を愛する3人の勇者たち)。

しかしこのサミットはモーニングのはしごだけでは終わりません。

午後からは村井会長がもう一つの顔「勝手に岐阜県観光大使に変身し、知る人ぞ知る、いや、知る人などほとんどいないマニアなスポットへと案内してくれるのです。

今回も恐るべきスポットへと連れて行ってくれました。

向かったのは、

 

「岐阜のピラミッド」

 

という胡散臭くも美しい響きを感じる謎の場所。

モーニングサミットのラストを飾った大垣市内を西へ、途中から北上し、とんでもない坂道を登った先に、とても立派なお寺が現れました。

明星輪寺(みょうじょうりんじ)

西美濃三十三霊場 第31札所である、真言宗の寺院。

通常は網で覆われている金剛力士像がむき出しで鎮座しています。

これは嬉しい!遮るものがないので、身近で凄い迫力を感じることが出来ます。

「やっと涼しくなったなあ、兄ちゃん。」

はい。でもこの後、何度も暑さがぶり返してくるとは思いもよりませんでした。

日本の秋はどこにいったのでしょうか?

 

お邪魔します。

邪魔するんやったら帰ってー、とは言われなかったので中へ。

中にはとても素敵な空間が広がっていました。

お地蔵さんの周りに咲き誇るのは、

彼岸花

シャキッと背筋を伸ばして華麗に咲く様を見ていると爽快な気分になります。

こう見るとカイワレみたいですね。

 

階段を登った先に本堂があります。

知らないうちにかなり高い所まで来ていたようで、西濃の町並みを一望出来ます。

更に登りますよ~。

登るね~。

 

岩の中に突然現れた我らが阪神タイガース

その近くにはオリックスバファローズが。

この2チームで日本一を争っていたのは昨年の話ですが、なんだか遠い記憶のような気がします。関西だけが盛り上がってたなあ・・・。

 

こちらは亀岩

亀を後ろ斜めから見たような形をした大きな岩です。しかし亀よりもその先の絶景に目を奪われてしまいます。

それにしてもこんなに素晴らしい所なのに観光客は皆無です。ええなあ~。

 

そしてこの先、更に人気のない方へと進んで行きます。

 

先程までまばらにいた人も完全にいなくなりました。

どこに向いて歩いているのかもわからない森の中。

しばらくして辿り着いた先には・・・

 

むむっ!?あ、あれは・・・!?

 

うおおおおお!

 

岐阜のピラミッド登場!

え?上が三角になってないぞ。と思ったでしょ。

そう、ここは

「3年前まではピラミッドの形をしていた採石場

なのです。

今やだいぶ削り取られ、ピラミッドというよりはマチュピチュの方に近づいていますが、下の方に写っている重機と比較すればその巨大さは一目瞭然。

ド迫力です。

先が尖っている時に観たかったなあ。

でもこれから先、どんどん削られていくでしょうから、この形も今しか観れない風景なんですね。

そう思うととても貴重な物を観ている気がして、しばらくフリーズしてボーッと眺めていました。

ずっと眺めていると、だんだんミルフィーユかバウムクーヘンのように見えてきました。

いや~これはなかなか良い物を観れました!さすがやで会長!

これからまた数年後、ここへ来た時にはだいぶ形が変わってそうです。

ただ、もう一度ここまで自力で来れるかというと・・・自信がないですね。

 

さて、アップダウンを繰り返してお腹が減ってきたG3の面々(さ、さっきまでモーニング食べてなかった?)。

西濃では知らぬ人はいないという「中華」のお店へランチに行きました。

 

サンコック 大垣西インター店

ええっ?これほんまに中華のお店??中華感ゼロです。

いや、それよりも気になるのがお店のキャラクター。

しまじろう!?

うーん、似ているがよく見ると口の周りが白くないので、ちょっと違うけど・・・完全にオリジナルと言うには・・・似すぎている。

よく「卵が先か、ニワトリが先か?」というのが議論になりますが、西濃地域においては「しまじろうが先か、サンコックが先か?」が議論になるそうです。

 

では、メニューを。

もういいよ、サンコックが先ってことで。

クセの強いメニュー表の中で僕が目を付けたのが、

「アオノリテンカス」というワード。何それ??

というわけで「Aアオ」を注文(なんか馴染めないぞ、この文言)。

何が出てくるのかな~ワクワク。

 

あらゆる所に登場するしまじ・・・オリジナルのキャラ。

だんだん愛着が沸いてきました。

 

まず炒飯が登場。

炒飯が美味しいお店は当たりの場合が多いですが、ここの炒飯、めちゃ美味です。

これはメインも期待出来るぞ!

そして噂の謎料理が降臨。

 

アオノリテンカス

今のところ天かすと玉子しか見えませんが、掘り下げると・・・

 

麺が湧き出るように中から出て来ます。

これをぐちゃぐちゃに混ぜて口に入れると、

美味いっっ!!

昔、たこ焼きに異常な量の天かすを投入するお店が大阪にありましたが、あれ以来の天かすの強い自己主張を感じると同時に、青のりの風味に麺と玉子が絡み合って絶妙なハーモニーを奏でています。

これはやみつきになりそうだ!(原価は安そうだ!)

ごちそうさまでした!

 

テーブルにアンケートが置いてあったので、書きました。

要望事項があれば紙の裏に書いてください、とのことだったので、強い要望を書いておきました。

そして会計の際、素敵なプレゼントをいただきました。

オリジナルキャラの飴ちゃんとステッカー。

どこに貼ろうかな ♫

ありがとう、しまじ・・・サンコック!

 

他にも気になるメニューが目白押しだったサンコック。

2024年現在、大垣本店を初め西濃地域に5店舗を展開するのみですが、もしも今後、大阪に店舗が出来たとすれば、

誘致したのは僕です。

待ってるで~!

西濃バンザーイ!!

 

今日の1曲:BEGIN「僕らのこの素晴らしき世界」