がっちの航海日誌

大阪発、グルメや旅行のことなど勝手気ままに綴ります

月化粧ファクトリー、焼きたての衝撃

世界中のいろんな場所で、「その土地の定番のお土産」というものがあります。

 

「○○さん、ハワイに行って来たみたいやで。お土産もらったわ。」

 

その「お土産」を、ほとんどの人が想像してしまいます。絶対にアレだろうと。

そして予想通り、実際にアレであることが多いです。

 

「マカデミアナッツもらったで。」

 

出た出た!やっぱりか。

それしかないんかい!と悪態をつきながら食べて見ると・・・

美味い!予想通りだけど美味い!結局もらうと嬉しいなあ。」

ベタだけど、誰もに愛される、間違いのない定番のお土産。

でも、自分の住む大阪でハワイのマカデミアナッツにあたる物は一体何なんだろうか!?

「551」か?

「りくろーおじさん」か?

いや、どちらも賞味期限が短すぎてお土産としては難しい。

宮島の「もみじ饅頭」や博多の「通りもん」のような強力無比な定番土産は大阪には存在しないのだろうか?

 

そんなことはありません。

大阪にも、上記2つに匹敵するほど強力なお土産が確かに存在します。

正確には、「大阪の定番土産になりつつある」物があるのです。

これこれ。

 

みるく饅頭「月化粧」

大阪府最南端・岬町にある和菓子屋さん「青木松風庵」が手がける饅頭。

この数年のうちに、瞬く間に大阪定番土産の座に躍り出てきました。

関西に住んでいる人なら、大平サブロー師匠とキュートな男の子が出ているテレビCMを何度も目にしたことがあるでしょう。

しかしあのCMを初めて見た時、僕は思いました。

 

通りもんのパチモン(偽物)やんけ。

 

パチモン帝国・大阪。

ディープ系の町へ行けば必ずブランド品のパチモンが堂々と売られている驚異の都市。

この月化粧も、ビジュアルがあまりにも通りもんに酷似しているので、間違いなくパチモンだろうと思いました。

パクるの好きやな~大阪。

 

でもそんな考えを覆される日が突然やって来ました。

妻が職場から「月化粧」をもらって来たのです。

お土産は外から来た人が買っていくものなので、地元の人間は買うことがほとんどありません。

「出たなニセ通りもん・・・。どれどれ、パチモンの味を確かめてやろう。」

と軽蔑の眼差しを向けながら食べ始めました。

 

美味っっっ!!!

 

あ、あれ!?めちゃめちゃ美味いやんけ!

見た目こそ通りもんですが、中身は似て非なるもの。

予想していた味よりも遥かに上のレベルでした。

それからは月化粧への見る目が180度変わりました。

 

そしてある日、耳寄りな情報が入って来ました。

 

工場見学に行くと、焼きたての月化粧がタダ(無料)で食べれるらしいで。

 

何ぃぃーっ!焼きたて!なんか美味そう。

少年時代に明治製菓の工場見学でいただいた出来立てのカールを思い出しました。

無造作にビニール袋に入れられたカールがとても美味しかったのです。

月化粧も焼きたてが美味しいに違いない。しかもタダ(無料)!

大阪南部に進路を取れ!

 

月化粧ファクトリー

大阪府阪南市。遠いな・・・。もうちょっと南下すれば和歌山です。

タダにつられてはるばるやって来ました。

青木松風庵の阪南店と工場が一緒になった施設です。

月化粧公式キャラクターのつきろーくんみるもちゃんが出迎えてくれます。

ではさっそく、工場見学(タダ)へ突入いたします!

個人客は事前の申し込みがいりません。ただ、団体客の予約があった場合、少し待たされる場合があるとのこと。

団体客の予約があるかどうかは、その日のホームページ上で告知されているので、その時間を外していけば大丈夫です。

この日も綿密にスケジュールを調整し、団体客が来る30分前にすべり込みました。

受付をすませ、中へ。

まずは、月化粧がいかにこだわって作られているかが良くわかる映像を観ます。

北海道産いんげん豆をブレンドしたこだわりの白餡の中に、練乳と北海道産バターをふんだんに投入された自家製餡が美味しさの秘密だそうです。

かなり北海道に依存しています。

ここで十分に洗脳されたところで、工場のライン見学へ(言い方が悪いぞ)。

彼らがあまりにも何度も登場するので、昔から馴染んでいるキャラクターのような気がしてきました。これも洗脳の効果です(こら)。

小学校の給食室を外から覗いていた時のことを思い出しました。

 

出て来たっ!凄いスピードだ!

 

訓練された軍隊の行進のように綺麗に整列して流れていきます。

 

うまいこと焼いてくれよ~。

 

焼き上がった精鋭たちが最終審査に臨みます。

 

センサーで脱落者がいないかチェック。非情な世界です。

 

こうして無事に焼き上がった月化粧。

遂に待望の試食タイムです!(無料)

早くも残りわずか!

いや早過ぎるやろ。さっきまで製造ラインを見て「わーっ」とか言ってたくせに、「さあみなさん焼きたてですよ~」という声が聞こえた途端、製造ラインの前から人がいなくなりました。

何よりもタダが大好きな大阪人。凄い勢いです。

でも心配はご無用。次のが焼き上がってくるのでちゃんとありつけました。

おもむろに空いているベンチに座っていただきます。

ゴゴゴゴゴゴ・・・遂に姿を現す焼きたて月化粧。果たしてその実力は!?

焼きたてだけに、とても温かいです。いただきます!

 

何じゃこりゃー!!

 

外の生地はカリカリ、中からはトロ~ッとした餡が出て来てめちゃめちゃ美味しいです。

市販品でははっきりとわからなかった練乳の存在が、トロ~ッとしていることで際立ち、濃い~味わいに仕上がっています。

これは美味しいわ!

御座候みたいに、オープンキッチンで月化粧の焼きたてをデパ地下で売れば、長蛇の列になること間違いなしです。

ごちそうさまでした!

こんないいものをタダでいただきありがとうございました。

 

焼きたての異次元の美味しさに満足し、出口方面に向かう途中には、

お菓子の神社、「菓祖神社」があり、御朱印も置いてあります。ありがたや~。

 

むむっ!?お面じゃないか。

輪ゴムを耳にかけて留めると誰でもつきろーくんになれるという夢のアイテムです(なりたいか?)。

とりあえず1枚もらっておこう(何の為に?)。

 

そして、

予想通り顔出しパネルが。

大平サブロー師匠とテレビCMに出ている気分になれる、秀逸な顔出しパネルが出口付近にありました。

しかし周りには家族連れがたくさんいて、子供たちが走り回っています。

これはかなりハードルが高いぞ!

 

でもそんなの関係ねえ。

(アホや~)

 

タダ(無料)で工場見学を楽しみ尽くし、満足気に工場から出ました。

 

しかしこの工場見学には恐ろしい罠が仕掛けられていました。

 

工場から出ると、そこは青木松風庵の阪南店

大量に購入してしまいました。

 

そら買ってしまうやろ。あの流れでは。

タダほど恐いものはない。

 

そして帰宅後、嬉々としてお面を付けている僕が居たのは言うまでもありません。

 

伊右衛門とコラボした抹茶の月化粧も美味しいですよ!

 

阪南店でしか買えない、つきろーくんがプリントされた月化粧もありますよ!

 

大阪を訪れた際には、是非「月化粧ファクトリー」へ!

 

洗脳されとるな~。

 

今日の1曲:King CrimsonMoon Child