メリークリスマス!
・・・どころじゃないです。忙し過ぎるわ!
でも・・・
忘れてはいけない、クリスマスのウキウキした気分を。
この気持ちを忘れてしまうと、どんどん老けていきますよ。子供の頃のワクワク感を失ってはいけません。
だから私は参加する。各地で開かれているクリスマスのイベントに。
できればタダ(無料)のイベントに。
今年の無理やり参加イベントに選んだのは、こちらです。
お待ちしておりました!ラバーダック先輩!
オランダからはるばるありがとうございます。
昨年の夏から約1年半ぶりの来阪です。
前回の模様はこのブログでもお伝えいたしましたが、あれからもう1年半もたつんですね。もっと楽しいこといっぱいしないと、すぐに人生終わっちゃいますね。
中之島といえば、堂島川と土佐堀川に挟まれた、水都大阪を象徴するような場所であり、歴史を感じさせる建造物が立ち並ぶ、荘厳さをも感じさせる中州の街です。
この中には大阪市役所を初め、中央公会堂やフェスティバルホール、日本銀行や国際会議場など明らかに「ちょっと偉そうな」建物が集中しています。周辺をうろうろするのは「タダ」なので、僕もよくうろうろしています。
この中之島の西側の地域で、こちらのイベントが開かれていました。
我が家の居候、ラバーダック後輩も興奮を隠しきれません。
早よ早よ早よ早よ早よ行くでワレ~!わし車出すで。
わかったわかった。駐車場代高いから阪急電車で行くぞ。梅田から歩くぞ。
おらおらおらおらワレ~!
中之島、到着!
おおっ!早くも見えてきたぞ!
相変わらずリアビューも素敵だ!
うおおっ!
おおーっ!先輩~!
お久しぶりっス!ラバーダック先輩!
「元気にしてたか?」
「はい、先輩も空気パンパンお元気そうで!」
「今日はあの口の悪い後輩は来てないのか?」
「え!?あっ・・・・・。」
後輩、家に忘れる。
し、しまった!
阪急電車に載せて遊んでたら忘れてしまいました。
「こ、後輩は玉子の食べ過ぎでお腹を壊しまして・・・。」
「そうか、残念だな。まあよろしく言っておいてくれ。お大事に。」
・・・・・・・
さて、このイベントの目玉は、ダック先輩だけではないのです。
なんと中之島の8か所の建物のどこかに、
世界選抜の20人のサンタクロース
がいるらしいのです。
大阪芸術大学の学生さんがデザインした、世界各国の文化を取り入れたサンタクロースが中之島の色々な施設に登場するという、若者のエナジーがほとばしる素晴らしい企画なのです。
20人、全員見つけてやるぞ。
仕事の時には決して出て来ない、前向きな気持ちが湧き上がってきました。
ところで余談になりますが、僕と大阪芸術大学は無関係ではないのです。
もう20年以上前になりますが、芸大の学生ドラマーとレッド・ツェッペリンのコピーバンドを組んでいたことがありました。当時の僕はギターを担当していました。
通称ムカイダー01。いつもベルボトムのジーンズに下駄を履いているという独特のスタイルで、芸大生らしい個性を放っていました。
一度家に遊びに行ったのですが、賃貸物件にもかかわらず、彫刻刀で床をデザインし、壁もペンキを塗りたくっているという自由奔放ぶりでした。
ある日、「シャーマンになります」と言い残して沖縄へ行ったきり、音信不通になりました。
あれから20年以上経ちましたが、今どれほどの怪しい大人になっているのでしょう?
いや、予想に反してまともな大人になっているのか?
興味深いですね~。
話がそれました。それでは、サンタめぐりを始めましょう。
ちょうどダック先輩のいる辺りにある、ABC朝日放送局のリバーデッキに20人のうち10人が集結しているというので、まずそこを攻めました。
どのサンタもなかなか味わい深く、ここでかなりの時間を過ごしてしまい、体が芯から冷えました。今日はかなり寒いです。ここで早くも半分のサンタを発見したことになりますが、ここから先は1つの会場につき1人、もしくは2人しかいないようなので、なかなか大変そうです。
この近くにある「Mamezo & Cafe」で体を温め直しました。この豚汁、具だくさんにも程があります。
やはりスイーツにも手を出してしまう、いけない僕。煩悩に抗う術はありません。
お店から出ると、すっかり夜になっていました。
街のライトアップが始まったようなので、「夜のダック先輩」を拝みに行きました。
夜の顔もハンサムですな~。
唇がセクシーダイナマイトです。
中之島の建物は、本当に夜がよく似合います。
この建物群を眺めながら歩いていると、寒さが気になりません。
サンタを探しながらの、気持ちのいいお散歩ができました。
ゴールは大阪市役所です。
20人のサンタクロース、全員発見!
それではせっかくなので、魅惑のサンタ・アイドルグループ、SNT48のメンバーをご紹介しましょう。
さすがに20人全員は無理なので、僕の「推しメン」だけを数人ご紹介します。
ただ今回残念だったのは、国名は書いてあるのですが、名前がつけられていませんでした。しょうがないので僕が勝手に名前をつけましょう。
まずは大阪市役所で出会った、我らが日本代表!
彼を一目見た子供が、「恐いー!」と泣き叫びながら逃げて行きました。
しかしこれをデザインした学生さんよ。落ち込むことはない!
芸大生が、一般の人々から「可愛い~」とか「いいね!」とか言われる作品を作ってはいけない。むしろ子供を泣かすぐらい先鋭的な方が、芸術家を目指すならいい。
だからこれからも自分を信じてマニアックな道を突き進むがよい!
次はABCリバーデッキで出会った、芸術の国、フランス代表!
ううっ。このキラキラとした瞳。完全に少女漫画じゃないか。
というかベルばらじゃないか。
この瞳を「純真無垢な目」と見るのか、「何を考えているのかわからない目」と捉えるのかは、あなた次第です。僕は後者だと思いますね。
そしてこれと同じ目をした人々が日本にもいます。決して本音で話さない、建前文化。
そう、京都の・・・いや、やめておこう。
次は三井ビルディングで出会った、ビジュアルが最も衝撃的だった神話の国、ギリシャ代表!
君は本当にサンタクロースなのか!?
身分証を提示しなさい。
他のサンタは一応人間の顔をしているのですが、彼だけは何故か彫刻です。
クリスマスプレゼントとして、哲学の講義とかしてくれそうです。
ゲームとか絶対もらえないです。
続きまして、「大阪にいてそうな、おっちゃん」シリーズ3部作。
まずはフェスティバルタワーの地下で出会ったビールの国、ドイツ代表!
命名:「新世界の坂田さん」
いてるいてる、こんなおっちゃん。新世界に。朝から飲んだくれて、サラリーマンが出勤する頃には既にでき上がっています。目が合うとフレンドリーに絡んできます。
ズボンの後ろにちゃっかりとビールを隠していました。
朝から飲んでいるので、コロナ禍の時短営業も関係なし、です。
裏モーニング大臣、と言ってもいいでしょう。
次は坂田さんの隣にいた、レゲエの国、ジャマイカ代表!
この人は、実在した人物です。子供の頃、天六にあるスイミングスクールに通っていたのですが、駅からスクールまでの道に「うえだ」という駄菓子屋さんがありました。
そこのご主人にそっくりなんです、このおっちゃん。
あのお店で何本のうまい棒を買ったことでしょう。
おっちゃんいつも言っていました。「はい、おつり300万円な~!」。
ベタやな~。
次はABCリバーデッキにいた、サッカー王国、ブラジル代表!
命名:「河川敷の山田さん」
大阪の河川敷を自転車で走行していると、必ず1回は上半身裸でランニングをしているおっちゃんとすれ違います。まさにこの感じです。
運動をしながら日焼けサロンに通うという行為を同時に無料で行っているのですから、非常に合理的です。
以上、「大阪の3匹のおっちゃん」シリーズでした。大阪といえば「おばちゃん」のイメージが強いですが、なかなかどうして、おっちゃんも濃厚な味わいがありますよ。
そして終盤、ダイビル本館にて、史上まれにみる凶悪なサンタクロースと遭遇しました。
ギャング発祥の国、イタリア代表です!
悪そうやな~おい!
命名:「マルコ・ボッタクリーニ」
ピザをくわえながらこちらを見据えるこの姿!なんてふてぶてしいのでしょう。
プレゼントをもらえるどころか、逆にいろんな物をぼったくられそうです。
目を合わさないようにして鑑賞するのが正解です。
そしてトリを務めるのは、もちろん本家本元。
サンタクロース発祥の国、フィンランド代表です!
一番見つけにくい、三井ガーデンホテルに鎮座していました。
命名:の必要はありません。
ミスター・サンタクロースです。
なんか安心するな~。マルコにぼったくられた分を、彼が倍にしてプレゼントで返してくれるでしょう。
横のツリーがとてもお似合いです。
以上、SNT48の推しメン達でした!
意地になって20人全員に会いにいきましたが、
楽しかった~!
お金かからないし。
いい散歩になったし。
大阪芸術大学の皆さん、素晴らしいクリスマスプレゼントをありがとう!
来年も期待しています。
このイベント、明日までですよー!急げ急げ~!
「おかえり。今日はどこに行ってたんや、ワレ?」
「あ、ああ。ちょっと梅田にな。」
「先輩にはいつ会いに行くんや、ワレ?」
「その事なんやけどな・・・。実は先輩、
3回目のワクチン打ちにオランダに帰ったらしいで。」
「ガガーン!ほんまかワレ!・・・まあ、そういう事情やったらしゃーないなあ。」
「またすぐに来てくれるって!」
許せ、後輩よ!
今度来た時はツーショット写真を撮ってあげよう。
では最後にもう一度、
メリークリスマス!
皆さま、良いお年を~!
今日の1曲:The Andrews Sisters「Christmas Island」