がっちの航海日誌

日々の些細な出来事を、無理やり掘り下げます。

アッと驚くAT THE 21

最近、府外の記事ばかりを書いていて、そろそろ非府民扱いされそうなので、今回は久々に地元大阪のことを書こうと思います。

 

しかも取り扱うテーマは、

 

お好み焼き」

 

清涼感溢れる岐阜県の記事が続いた後に、コテコテの話題をお届けします。 

 

しかし!

 

今日ご紹介するお店は、「大阪のお好み焼き」という名前を聞いただけで胃もたれがしそうなコテコテ過ぎるイメージを根底から覆す、

 

「スタイリッシュなお好み焼き屋さん」

 

なのです。

そしてお味の方も、粉モン王国・大阪にあってもトップレベル。

 

昔は大阪で美味しいお好み焼き屋さんというと、店中が油ギッシュでお世辞にも綺麗とは言えない・・・いやもうはっきり言って汚くて、椅子が固くて、何故か必ず端っこで刺青の入ったおじさんが食べている、というイメージでした(そ、それは特定のお店のことを指してないか・・・?)。

 

しかし今回のお店は見た目はカフェのようで、名前も横文字、そして最も目を引くのが「鉄板」、という不思議なお好み焼き屋さんです。

 

その斬新なお店があるのは、大阪府豊中市

 

大阪の中では最もコテコテ感が少なく、シュッとしているといわれる北摂エリア」の中でも、「住みたい街」として吹田市と覇権を争う人気のベッドタウンです。

とはいえ、同じ豊中市でも、南部の方はジャンキーな街並みが広がっていますが(失礼)、今回のお店があるのは、通称「東豊中と呼ばれるエリア。

豪邸が嫌味なぐらい立ち並ぶ高級住宅街です。

 

その豪邸を横目に見ながら坂道を登っていくと、だんだんと豪邸が減っていき、お店が近づくにつれ、普通の街並みになってきました(こらー)。

到着。

 

AT THE 21(アット・ザ・トウェンティーワン)

この店構えを見て、一体誰がお好み焼き屋さんだと気づくのでしょうか?

しかし気づかれています。

変な時間に行っても、まあまあ満席の超人気店です。

だから僕は出来るだけ変な時間に行くのですが、それでもギリギリ席が空いてる感じです。

予約しておいたほうがいいですよ。

この日もかなり変な時間(16時前)に行きましたが、次々とお客さんが入って来ました。

わずかなテーブル席と、わずかなカウンター席のみの小さなお店です。

最初はテーブル席に座っていましたが、4人家族が入って来たので、譲って僕らはカウンター席に移動しました。

そしてとりあえず、景気づけの一杯を。

 

お好み焼き屋さんとは思えない、お洒落なバーのような雰囲気です。

 

「うん、今夜もいいお酒になりそうだ。」

 

「社長、ストローがささってますが・・・。それはジンジャーエールなのでは?」

 

「君はまだまだ大人の粋というものをわかっていないね。ソフトドリンクでも思い込み度合いによっては十分酔えるんだよ。ういーっ。じゃあマスター、いつものお好み焼きを頼むよ。」

 

来るぞ来るぞ~!いつものやつが。

 

ボッカーン!

モダン焼き(ブタ、そば入)

これこれー!

北摂お好み焼きといえば、ここのこれであれするしかない!としか言いようのない逸品(え??)。

もちろんお味は最高なのですが、この鉄板こそがAT THE 21の最大の特徴。

 

「1人用鉄板」で運ばれてきます。

 

このお店のお好み焼きを載せる為だけに、この世に生を授かった鉄板。

サイズが恐ろしくピッタリです。

 

そしてこの鉄板なのには理由があります。

ここは高級住宅街。

「セレブたちが着るお洒落な服に匂いや汚れがつかないように」というマスターの配慮から、テーブルに大きな鉄板を置かず、お皿と鉄板の機能を兼ね備えたオーダーメイドの1人用鉄板で提供しているのです。

 

しかしこの意見には異議があります。

セレブたちは服が汚れても買い換えられる経済力がありますが、我々庶民は汚れた服を意地になって洗濯し、着続けなければならないのです。

 

だから結果的に、このシステムは我々庶民にとって優しいものとなっているのです。

 

お洒落なカフェのような雰囲気とも相まって、お1人様や女性の方でも来やすいように、というマスターの気配りが詰まった素晴らしいお店なんですよー。

 

それでは、いただきます!

コテ入刀!!

 

美しや!!

素晴らしい断面です。

地質マニア垂涎の映像です。

「皆さまよくご覧くださいませ。ちょうど焼きそばの下あたりが、ジュラ紀の生地になります。」

早よ食べろ。

 

美味美味美味美味ーーーっ!!

ケーキのようなふわふわの生地に豚、キャベツ、そば、玉子が絡んで混然一体となり襲い掛かってきます。

鉄板がアツアツの状態を維持してくれ、最後までホクホクしながら食べれます。

食べる人が全員笑顔になってしまうお好み焼き。

至福の時間です。

なかなかの標高があるのでかなりボリューミーですが、あっと言う間に食べきってしまいますよ。

 

ごちそうさまでした!

やっぱりここのお好み焼きが一番好きやー!

 

皆様も是非、大阪へいらした際は、AT THE 21で異次元のお好み焼きワールドを体感してください。

素敵なホームページがあったので、貼っておきます。

   ↓

at-the-21.jp

 

今の聞きました?

「貼っておきます」って・・。

ちょっと前までガラケー大魔王だったくせに・・・。

調子乗ってんなあ、俺。

 

今日の1曲:The Platters「Only You(And You Alone)」