新型コロナによる緊急事態宣言以降、休日のお出かけといえばスーパーへの買い出しのみになってしまいました。
しかし先日、そのスーパーで嬉しい出来事がありました。
以前、いつも買っていたお気に入りのチョコレート菓子が、忽然と棚から姿を消し、悲嘆に暮れていたのですが、その愛すべきお菓子が再び僕の目の前に神々しい姿を現したのです!
ありがたやありがたや~!
そのお菓子こそは、彼。
サク山チョコ次郎!
茨城県の正栄デリシィというメーカーさんが作っています。
その半ばヤケクソなネーミングと自己主張強めな謎のキャラクターに心を奪われて以来、我が家の常備菓子となっていたのですが、姿を消した時には大手メーカーのメジャーなお菓子との競合に敗れ去ったものとばかり思っていました。
しかしそうではなかったんです。
よく見ると包装のデザインが変わっているんです。
リニューアル期間だったのか・・・!
チョコ次郎の実力を信じていなかった自分が恥ずかしい・・・。
それでは、彼がどういうお菓子なのか、見ていきましょう。
「その男、チョコ次郎」
まあ、普通のチョコレート菓子です。
ミルクチョコレートとビスケットをくっつけた、よくあるお菓子です。
間にミルククリームを挟んであるのがこだわりポイントかもしれません。
食べきりサイズの小袋が6つ入っています。
写真では分かりづらいですが、チョコの表面にチョコ次郎の彫刻が施してあります。
裏のビスケット面には謎のコメントが。
この様々な角度から襲ってくるB級なイメージとは裏腹に、非常にオーソドックスな美味しいお菓子です。
ではそんなチョコ次郎のどこに人々は魅かれてしまうのか?
僕なりに分析してみました。
愛着ポイント①:直球すぎるネーミング
サクサクのビスケットにチョコを合わせたお菓子の名前に「サク山チョコ次郎」。
そのまま過ぎる・・・。
名が体を表し過ぎている・・・。
商品企画の場でこんな名前が出て来たのも凄いですが、それを採用した人もブチ切れてますね~。普通採用されないでしょう。
しかし僕がまずスーパーの棚で目を引かれたのは、他ならぬこの名前です。
何か強く引き寄せられるものを感じました。
そう思うと、実際に僕はこの時点で心をつかまれている訳で、これが戦略だとすると、
正栄デリシィさん恐るべし!
愛着ポイント②:謎だらけのキャラクター
名前が気になり、商品を手に取ってみると、嫌でも袋のど真ん中に鎮座する怪しげなキ
ャラクターが目に入って来ます。
何がモチーフになっているのか、何かの動物なのか、いやもはや地球上の常識に当ては
めてはいけない気もしてきます。
めちゃめちゃ可愛いというわけでもなく、世間に溢れるゆるキャラ達に見られる人気だ
けを狙っているような嫌な感じもありません。
まず大袋、そして小袋、お菓子本体とあらゆる場所に登場するチョコ次郎を目にしてい
るうちに、不思議なぐらい、愛着が沸いてくるんです!
もうこの段階になると、チョコ次郎の魔力から逃れられないようになっています。
愛着ポイント③:隠しきれないアンダーグラウンド臭
やはりチョコ次郎の最大の特徴はこの点でしょう。
絶対に大手メーカーには出せない、この洗練されていない感じ!
何とも言えないアンダーグラウンドな雰囲気!
でもチョコ次郎には、このままでいてほしんです。洗練されなくていいんです。
小さなライブハウスですごくいいバンドを見つけたとします。
すごくいいバンドなのでもっとたくさんの人に知ってほしい、見てほしい。
しかしあまりにも売れてしまうと、自分の手の届かない所に行ってしまい、段々と
音楽性も変わってしまう。
だからこのままでいてほしい。
そんな気持ちと同じです。
総括:拝啓、サク山殿
色々と書いてきましたが、結局リピートして買ってしまうのは、お菓子自体が美味しい
からです。この基本の部分がしっかりしているから、何をやっても大丈夫なんでしょう
ね。同じような味のお菓子は大手メーカーからも出ていますが、チョコ次郎にはまって
しまうと、もう買う気になれません。
最後に、正栄デリシィさんにお願いがあります。
リニューアルされる前の時に、僕のお気に入りの小袋のデザインがあったのですが、
リニューアル後に無くなっていたので、是非復活させてほしいんです。
それがこの小袋。
何故かはわかりませんが、この絵が1番好きなんです。
捨てられずに保存していました。
届け、この想い!
もう売り場から撤去しないでね、
スーパーバローさん。
僕の初めてのブログ、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今日の1曲:The Beatles 「In My Life」