遂にやって来ました桜の季節。
今年は人々の予想を上回るスピードで咲き始め、さっさと散っていきました。
毎年日本人を振り回すツンデレ桜さん。
今年の桜は特に気性が激しかった気がします。
その桜を追って、長い冬眠から目覚めた熊のように、突然スイッチが入り外へ繰り出す日本人。
僕も桜とランチを求めて「京都」へ行って来ました。
おっ!?珍しいな。人ごみ嫌いのお前がそんなスーパーメジャースポットに行くなんて。
行くわけあるかい。
京都といっても京都市内ではありません。
この南丹市は京都の中で一番大好きな場所。
大阪から車で1~2時間走るだけで到着するのどかな田舎町。
美山の「かやぶきの里」や「るり渓温泉」で有名ではあるものの、京都市内のゴールデン観光スポットに比べると、観光客も少なく、人ごみに遭遇することは皆無です。
特に道の駅「スプリングス日吉」は大のお気に入りで、ここのプールで泳ぎ、岩盤浴をしてから温泉にゆっくり浸かり、帰りに自然に囲まれた中でランチをするというルーティーンを、コロナ禍に入る前は頻繁に行っていました。
今回は、スプリングス日吉の近くに「野菜が美味しいレストランがある」というので、お花見がてら行って来ました。
南丹市内には桜のスポットも数多くありますが、やはり人々が押し寄せるような所はあまりなく、ゆっくりとお花見を楽しめます。
まずは「大野ダム」へ向かいました。
ダムを取り囲むように咲き誇る桜軍団は圧巻の一言。
遊歩道も整備されています。
朝一番に来れば人もまばら。景観を破壊する「悪のブルーシート軍団」や露店もなく、静かな環境でお花見を楽しむことが出来ます。
桜軍団の懐に入り、上を見上げれば青空と桜のみが視界に入ってきます。
今頃、大阪城は悪のブルーシート軍団に占領されているに違いない。
そんな事を考えながら、この静かで美しい環境にいる幸せを嚙みしめていました。
とその時、違和感のある看板が目に入りました。
スナック大野ダム~カラオケ歌い放題~
みたいな雰囲気です。
うーん、フォントのせいかな?この看板は作り直して下さい。
満開の桜からパワーを授かった「桜戦士ガッチマン」。
精神面と空腹感が整ったのを確認したガッチマンは、愛用のメカで日吉方面へと移動しました。
行くぞ、ランチ処へ!
結局桜よりもそれが目的か。
到着。異様に坂になっていて枠が斜めになっているクセの強い駐車場に苦戦しながらも、なんとかガッチマンはメカを着陸させました。
アマンズガーデン
裏の畑で採れた新鮮な野菜をいただけるカフェ。
広大な畑では貸し農園もされているのだそうです。
しかしガッチマンの使命は食べるだけです。
「予約していました、桜戦士ガッチマンですが。」
「そ、そうですか。22番のテーブルへどうぞ。」
えーっと、22番、22番・・・。
数字でかっっ!!
わかりやす~い。
この席が22番じゃなかったとしたら、僕はもうこの世の何も信じることができません。
明るい窓側の席でしたが、奥の方の席もお洒落でいい雰囲気でしたよ。
まずは前菜のサラダとスープが運ばれてきました。
冒頭からいきなり野菜パワーで攻めてきます。これはいかにも新鮮だ。美味しい。
その次に、
観葉植物が運ばれてきました。
違う。
これもサラダです。モリモリです。
食べても食べても下から野菜が生まれてくるかのような、凄いボリュームのサラダでした。
そして何のツッコミどころもないパンが来た後、ラスボス登場。
海の幸ウニクリームパスタ
これを求めて遠方からやって来る人も多いという看板メニュー。
濃厚なウニのエキスに支配されたクリームに、ホタテ、エビ、ムール貝、アサリの海の四天王が襲い掛かってきます。
ガッチマン、KО寸前です。
クライマックスを迎えた狂喜乱舞のアマンズワールド。
最後を締めるのは、
アイスコーヒーと2種のデザート
プリンと、
パンナコッタ
見事に整いました。ガッチマン、完全勝利です!(何が??)
ごちそうさまでした!
外にはテラス席もありますよ。
蜂がブンブン飛んでいましたが、蜂も中に入りたいのか、何度も何度も窓に激突していました。
蜂にも愛されるアマンズガーデン。
また一つ、南丹市を訪れる理由が増えました。
帰る前に、近くの日吉ダム周辺にある桜スポットに寄りました。
ここも人が少ない。
こんなに咲き誇っているのに。最高やで南丹市。
それにしてもほんまに綺麗でした。
昨年の桜は。
え!?
今年の桜は咲くのが早すぎて、予定が立てられませんでした。
しかしどうしても桜の記事をブログにあげたい。
その時、僕は気づいたのです。
昨年の春、アマンズガーデンの記事を書くのを忘れていたことを。
というわけで、1年間熟成されたアマンズガーデンの記事でした!
桜戦士ガッチマン、今年は出撃機会なし。
今日の1曲:Simon & Garfunkel「4月になれば彼女は」