がっちの航海日誌

日々の些細な出来事を、無理やり掘り下げます。

ふぞろいの空き箱たち

皆さんのお家には、「捨てられない箱」ってありませんか?僕の家には結構あります。

明らかにスペース的には邪魔になっているはずですが、なんか捨てられないんですよ。

こういった空き箱にもいくつかパターンがありまして、

  1. 中身に深い思い出があり、箱も捨てられない。
  2. 理由はわからないが何となく捨てられない。
  3. 箱自体の完成度が高く、捨てるのがもったいない。
  4. 最初から中身よりも箱が目当てで買っている。

この中で1番のパターンに当てはまるのが、この空き箱です。

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若かりし頃、堺市内のローソンでアルバイトをしておりました。見た目は完全にヤクザだが心の優しい店長をはじめ、本当にいいスタッフに恵まれた、アットホームで気持ちの良いお店でした。その中に、Kさんという朝のシフトに入っている女性がおられました。すごく上品で、愛想も良く、気立てのよい、素晴らしい方でした。Kさんは僕を息子のように可愛がって下さり、僕も母親を早くに亡くしていたこともあり、「堺のお母さん」として慕っていました。何度かKさんのご自宅に招待していただいたのですが、その時にご主人とも仲良くなり、ご主人にも大変可愛がっていただきました。このご主人がまた素晴らしい方なんですよ。若い頃に買ったマツダのセダンを何十年も大事に乗り、プラモデル作りを趣味にされており、仕事でしっかりと家族を守りながら、自分の好きなことにも打ち込んでいる。「僕もこんな大人になりたい」と当時強く憧れました。今でもそう思っています。

その時にご主人からいただいたのが、このミニカー用ケース。僕が古い車が好きなのを知り、ご自分の大事なコレクションの中から、惜しげもなく僕に下さいました。

ところがその後、堺から引っ越すことになり、当時はまだ携帯電話も持っておらず、バタバタとろくに連絡先も交換せずに、だんだん疎遠になってしまいました。

そして何年か後、「Kさんのご主人が亡くなられた」という知らせが、少し遅れて入りました。

あれだけお世話になりながら、何の恩返しもできず、ご葬儀にも出れず、なんて罰当たりなんだろうと自分が嫌になり、気まずくて連絡もできませんでした。

しかしKさんご夫妻への感謝の気持ちは今も強くなる一方で、このミニカーケースを見る度に、涙が出そうになります。そんなわけで、この箱も絶対に捨てることはできません。

のっけから、いつになくしんみりしてしまいましたね。無理やりいつもの流れに戻しましょう!

では、このミニカーケースの実物を見てみましょう。

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70年代の名車、日産フェアレディZかっちょえ~!今の時代、これに勝てるクルマなんて存在しない、と言い切ってしまいましょう。

でも、これのどこがミニカーケースなのだ?と思ったあなた。衝撃映像、いきますよ。

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ボンネットをカバの口のようにガバッと開けると、

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中にミニカーが!さらにもう1段下にも収納スペースがあり、14台ものミニカーが入ります。しかしここで疑問が。「何故、わざわざミニカーを大きなミニカーの中に入れる必要があるの?」

それはマトリョーシカに対して「何故人形の中からまた人形が出てくるの?」と聞くのと同じぐらいの愚問です。やめておきましょう。

 

次に、2番のパターン(理由はわからないが捨てられない)に当てはまるのが、

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この箱、何故か捨てられない!小さくて何かを入れておくこともできず、ただただ場所を取っているだけ。でも「捨てるな!」という声が聞こえます。許してください、断捨離マニアの方々。

中身は、こいつです。

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ネットショッピングサイトをぼーっと見ている時に目に留まり、反射的にポチっとクリックしちゃいました。ミニオンクラシックカーの屋根に乗っているというアバンギャルドな世界観に、一発KOです。

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運転させることも可能ですよ。

 

次、3番のパターン(箱自体の完成度が高い)が、こちら。

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おフランスの超高級バター、「エシレバター」のクッキーが入っていた缶。もちろん、いただき物です。自分では高すぎて買えません!誕生日プレゼントでいただきました。

中身も超お上品で、「セシボ~ン」な味がしましたよ。メルスィボクー。

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結局またお菓子を入れてしまうという。致し方あるまい。

そしてこちらの缶も、捨てられません。

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大阪、天満橋コッペパン専門店「コバトパン工房」が発売しているクッキーの缶です。コッペパンを持ち上げている、子供かおっさんかわからない人々が立体的になっていて、すごく素敵です。ヨーロッパの骨董品のような趣があり、とても気に入っています。ただ、何を入れているかというと、充電用アダプターやUSBの線など、ゴチャッとした物を入れているだけです。置いているだけでインテリアになるので、捨てられませんね~。

 

最後に4番目、最初から入れ物が目当てで買いました。

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大阪が生んだスーパースター「フエキのり」。でものりが入っていた容器は洗うのが大変なので、違う物が入っているのを買いました。

帽子を脱ぐと・・・

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うわっ!なんか怖いこの写真!映画「ハンニバル」にこんな場面ありましたね。

イクラ、ではなく赤い綿棒が入っています。まだ綿棒が入っているので空き箱にはなってませんが、何を入れるか、検討中です。結局永遠に綿棒を継ぎ足しているような気もしますね。

それと、衝動買いしたものの使い道に困っているのが、

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スーパーバローで購入したキウイの入ったバケツ。まだ家にキウイの在庫があったのに、バケツ欲しさに買ってしまいました。

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めっちゃ入ってました。しかしこのバケツ、バケツとしては小さくて使いにくく、用途がわかりません。たまに買い物に行くお父さんが怒られるパターンですね。

「またしょーっもないもん買って来て!」

 

今のところ、これぐらいの数ですが、これから先も捨てられない空き箱たちは増えていくのでしょうか。断捨離を迫られた時、どういう決断をするのか。考えたくな~い!

これからもずっと、そばにいてほしい。往年のラブソングが頭をよぎるのでした。

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Kさん、この箱は中身と一緒に一生大事にしますね!

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あの時に一緒にいただいた、このクレーン車も家宝にしています。

本当にありがとうございました!

 

今日の1曲:Ben E.King 「Stand By Me」